畑谷 史代/著 -- 岩波書店 -- 2009.3 -- 911.52

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
館内 ジュニア 岩波J新/J911.5/ハ09/ 915983040 ジュニア 利用可

資料詳細

タイトル シベリア抑留とは何だったのか
書名カナ シベリア ヨクリュウ トワ ナンダッタ ノカ
副書名 詩人・石原吉郎のみちのり
叢書名 岩波ジュニア新書
著者 畑谷 史代 /著  
著者カナ ハタヤ,フミヨ     
出版者 岩波書店
出版年 2009.3
ページ数 9,201p
大きさ 18cm
一般件名 太平洋戦争(1941〜1945) , シベリア抑留
NDC分類 911.52
内容紹介 強制収容所を生き延びた詩人・石原吉郎は、シベリアでいったい何を見たのか? 石原を軸に抑留者たちの戦後を丹念に追った著者が、シベリア抑留の実態と体験が彼らに与えたものを描き出す。
ISBN 4-00-500618-2
ISBN13桁 978-4-00-500618-2

目次

はじめに
プロローグ
  舞鶴に降り立った人びと/快晴の空のしたで/「喜び」の陰で/消せない記憶を抱えて/「みんな、死んじゃったなあ」/「シベリア」を問い直す
第1章 封印された過去
  見たこともない詩/詩を支えに/浦島太郎/「シベリア帰り」/日本語との再会/自分を解放するために/仲間の目にうつった詩人/底知れぬ暗さ湛えた目/内なるシベリアへ/重たい言葉/表現するかたち/小さな骨壺/疼くような思い/「告発しない」決意/肉親への義絶状/詩壇超えた反響/転換点/<人間>として立つために/解かれた封印
第2章 ラーゲリの記憶
  敗戦後に始まった「戦争」/ある<共生>の体験/収容所に見た民主主義/故国への屈折する思い/忘郷と望郷/死のとなりで/人聞の本質は…/「数としての死」/みな、固有の名前をもっている/被害者であること、加害者であること/人間は加害者のなかから/「絶望」を背負って
  コラム・香月泰男のシベリア・シリーズ
第3章 戦後社会との断層
  すれ違うまなざし/一人の死者も置き去りにしない/人間の内にあるもの/シベリアを生きる/どうしても書けなかったこと/「戦後」を生きる
第4章 詩人へと連なる水脈
  一人ひとりのシベリア/自分はどう生きたのか/あの戦争は今も近くに/死者の固有の名を呼ぶ/現実に向かい続ける意志
エピローグ
  強制収容所で/「シベリア帰り」/終わらない「戦後」/耳を澄ます
付録 三編の詩・石原吉郎
おわりに
石原吉郎年譜
参考文献