大澤 真幸/編 -- 有斐閣 -- 2009.8 -- 311.3

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
館内 地下書庫 /311.3/ナ09/ 915894825 一般 利用可

資料詳細

タイトル ナショナリズム論・入門
書名カナ ナショナリズムロン ニュウモン
叢書名 有斐閣アルマ
著者 大澤 真幸 /編, 姜 尚中 /編  
著者カナ オオサワ,マサチ    カン,サンジュン     
出版者 有斐閣
出版年 2009.8
ページ数 22,405p
大きさ 19cm
一般件名 ナショナリズム
NDC分類 311.3
内容紹介 グローバル化が深化する一方、ナショナリズムが世界を席巻している。ナショナリズムとは何か、なぜ今ナショナリズムか。当代一流の論者が理論的、歴史的、そしてワールドワイドにアプローチする。
ISBN 4-641-12335-9
ISBN13桁 978-4-641-12335-9

目次

序章 ナショナリズムという謎
  1 ナショナリズム研究の中心的な問い
  2 ナショナリズムのパラドクス
  3 三つの理論
  4 ナショナリズムの季節はずれの嵐
第Ⅰ部 ナショナリズムの理論
第1章 ナショナリズムの理論史
  1 「古典以前」のナショナリズム論
  2 「古典的」ナショナリズム論
  3 「古典以後」のナショナリズム論
第2章 ナショナリズムとは何か
  1 ドグマ人類学という立場
  2 ナショナリズムに対する一つの観点
  3 ドグマ人類学の可能性
第3章 「わが国固有の領土」
  1 地理的身体としてのネーション
  2 「日本」はいつから?
  3 辺境からの眺め
  4 時間と空間のなかの辺境
  5 「縄文時代」はどこにあったのか?
  6 誰が過去を所有するのか?
第Ⅱ部 ナショナリズムの歴史
第4章 ヨーロッパにおける「国家」と「国民」の創出
  1 絶対主義と権力機構としての「国家」
  2 軍事国家化・市民権・直接支配
  3 二つのナショナリズム
第5章 <国民>の困難
  1 <平地>か<尖端>か
  2 包摂という至上命令
  3 画一と抽象
  4 定着と散在
  5 記憶の創出
第6章 日本はいつネーションになったか
  1 国民をつくる
  2 国民意識の定着・深化
  3 「国民」を疑う
第Ⅲ部 ナショナリズムの様態
第7章 現代中国のナショナリズム
  1 反日デモの衝撃
  2 台頭するナショナリズム
  3 ナショナリズム・ゲームを超えて
第8章 中東・アラブ地域におけるナショナリズム
  1 ナショナリズムか,イスラーム主義か
  2 「西欧の脅威」に抗する「共同体」の想像
  3 アラブ・ナショナリズムの展囲
  4 アラブ・ナショナリズムからイスラーム主義へ
第9章 インドネシアにおけるイスラーム主義とナショナリズム
  1 ジャマア・イスラミア
  2 イマム・サムドラ
  3 なぜジハードなのか
  4 イスラーム主義とナショナリズム
第10章 イスラエルにおけるナショナリズム
  1 はじめに
  2 ユダヤ人国家としてのイスラエルとユダヤ人ディアスポラ
  3 「誰がユダヤ人か?」をめぐる宗教と民族の相克
  4 イスラエル国家における宗教復興とユダヤ人のエスニック問題
  5 おわりに
第11章 バルカンのナショナリズム
  1 近代バルカン国家の建国
  2 バルカン・ナショナリズムの特徴
  3 変質するナショナリズム
第12章 アメリカ・ナショナリズム
  1 アメリカ・ナショナリズムの起源
  2 アメリカ・ナショナリズムの原型
  3 アメリカ・ナショナリズムの展開
  4 アメリカ・ナショナリズムの国際環境
第Ⅳ部 今日のナショナリズム
第13章 シビック/エスニック・ナショナリズム
  1 戦後の国民形成における範型
  2 シビック・ナショナリズムの改訂
  3 国民の共有規範のありか
第14章 ナショナリズム,その<彼方>への隘路
  1 あるパラサイトの経験
  2 ナショナリズムとは何か
  3 この時代のナショナリズム
  4 もう一つの世界,もう一つの歴史,もう一つのアジア
終章 ナショナリズムをくぐり抜けて
  1 ゲゼルシャフトからゲマインシャフトへ
  2 ナショナリスト以前
  3 ナショナリストという病
  4 ナショナリズムの彼方へ
  5 むすび