菅野 洋介/著 -- 思文閣出版 -- 2011.4 -- 162.1

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
館内 地下書庫 /162.1/カ11/ 900056931 一般 利用可

資料詳細

タイトル 日本近世の宗教と社会
書名カナ ニホン キンセイ ノ シュウキョウ ト シャカイ
著者 菅野 洋介 /著  
著者カナ カンノ,ヨウスケ     
出版者 思文閣出版
出版年 2011.4
ページ数 8,352,16p
大きさ 22cm
一般件名 宗教-日本 , 日本-歴史-江戸時代
NDC分類 162.1
内容紹介 本所権威の在地社会への浸透、在地社会における諸宗教の共存と競合、民衆宗教の展開とそれを規定する社会情勢など、日本近世において宗教が在地社会のあり方へ、いかなる存在意義を有したかを追求する。
ISBN 4-7842-1572-0
ISBN13桁 978-4-7842-1572-0

目次

序論 本研究の位置
  一 本書の目的と立場
  二 日本近世史研究と天皇・朝廷
  三 関東論と宗教をめぐる研究
  四 民衆宗教と本所研究
  五 宗教意識をあつかった研究動向
  六 本書の分析視角
  七 本書の構成
第一編 南奥州における宗教と在地社会
第一章 奥州信達地域における惣社制の形成
  はじめに
  一 奥州信達地域の地域概念
  二 梁川八幡神社と亀岡寺
  三 伊達郡における地方神職の編成
  四 惣社制の機能
  五 信夫郡における神職の集団化
  むすびに
第二章 近世中後期における惣社制を支えた人々
  はじめに
  一 信夫郡御山村における六供と黒沼神社
  二 小手地域における六供と川俣春日神社
  三 小手地域における本山派修験の編成
  むすびに
第三章 地方神職・修験の活動と在地社会
  はじめに
  一 本山派修験の集団化と自身葬祭
  二 村社会における神職・修験の競合について
  むすびに
第四章 惣社制と地方神職の動向
  はじめに
  一 十八世紀後半における惣社制の再編
  二 十九世紀における惣社制と配下神職の台頭
  むすびに
第五章 霊山寺の復興と秩序形成
  はじめに
  一 霊山境界論争と地域認識の形成
  二 惣社制の展開と霊山寺
  三 十九世紀における霊山顕彰と信達地域の文化動向
  四 霊山境界論争と霊山顕彰
  むすびに
補章 近世後期における南朝の顕彰と在地社会
  はじめに
  一 郷土の由緒と南朝顕彰
  二 金原田村と南朝顕彰
  三 別格官幣社創設と在地社会
  むすびに
第二編 関東における修験と在地社会
第一章 本山派修験の活動と真言・禅宗寺院
  はじめに
  一 元禄期以前における本山派修験
  二 元禄期における本山派修験
  三 元禄十年の相模一国争論
  むすびに
第二章 関東における本山派修験の存立事情
  はじめに
  一 比企郡鎌形村の延享元年争論
  二 秩父郡における本山派修験と宗判寺院
  三 秩父郡日尾村の村政と修験
  四 入間郡・秩父郡における修験の「家」をめぐって
  むすびに
第三章 幕末期における修験の動向と在地社会
  はじめに
  一 本山派修験の社会関係と宗教活動
  二 復古意識の醸成と修験
  むすびに
第四章 近世における禅宗寺院の機能と在地社会
  はじめに
  一 足利郡山川村における長林寺の位置
  二 長林寺の格式と住職の活動
  三 長林寺の機能と禅宗寺院
  むすびに
第三編 民衆宗教の展開と近世国家
第一章 関東における富士信仰の展開と幕府権威
  はじめに
  一 富士信仰の展開と天台宗権威
  二 富士信仰の展開と「病気治し」
  むすびに
第二章 民衆宗教と本所権威
  はじめに
  一 富士山御師・先達と御嶽講講元の陰陽道受容
  二 御嶽信仰を支える宗教者
  むすびに
結語
  一 各編の整理
  二 近世社会と宗教
  三 総括と課題