彭 浩/著 -- 東京大学出版会 -- 2015.5 -- 678.21

所蔵

所蔵は 1 件です。現在の予約件数は 0 件です。

所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
館内 第2資料 /678.2/ホ15/ 900288088 一般 利用可

資料詳細

タイトル 近世日清通商関係史
書名カナ キンセイ ニッシン ツウショウ カンケイシ
著者 彭 浩 /著  
著者カナ ホウ,コウ     
出版者 東京大学出版会
出版年 2015.5
ページ数 8,309,12p
大きさ 22cm
一般件名 日本-貿易-中国-歴史 , 日本-対外関係-中国-歴史
NDC分類 678.21
内容紹介 日清両政府の貿易政策の連動性により形成された通商関係の仕組みを検討したうえで、日清通商関係が長期かつ安定的に維持されていた要因を追究し、近世日清関係史の再構築を試みる。
ISBN 4-13-026240-8
ISBN13桁 978-4-13-026240-8

目次

序章 近世日清関係史を問い直す
  第一節 研究テーマの解説
  第二節 近世日清貿易の研究史
  第三節 研究の課題と本書の構成
第一部 通商関係の制度的基盤
第一章 信牌制度のメカニズムと確立過程
  はじめに
  第一節 信牌の機能と特質
  第二節 幕府の信牌危機対策
  第三節 信牌の所有権をめぐる紛争
  おわりに
第二章 「信牌方」及びその職務について
  はじめに
  第一節 信牌方の任命経緯と職務
  第二節 信牌方の人員構成と職務分担
  第三節 信牌事務のプロセス
  おわりに
第三章 清朝の日本銅調達と信牌対策
  はじめに
  第一節 康煕・雍正朝清政府の信牌対策
  第二節 銅調達の滞納問題と官照
  第三節 「銅政」改革案と官照
  第四節 官商銅調達の開始と官照
  おわりに
第二部 通商関係の法的規制
第四章 享保期の唐船「打ち払い」と幕藩制国家
  はじめに
  第一節 唐船打ち払い政策の成立と実行
  第二節 攻撃の強化に対する幕府・藩の姿勢
  第三節 打ち払いの過激化と幕府の抑制策
  おわりに
第五章 近世日本の唐人処罰
  はじめに
  第一節 唐人への刑罰原則の形成
  第二節 唐人への刑罰原則の再検討
  第三節 唐人への処罰原則の再試行
  おわりに
補論 清朝から見た近世日本の対外関係
  はじめに
  第一節 近世初期日本の海外拡張による中国への衝撃
  第二節 康煕朝の海防と陳昴上奏
  第三節 雍正朝の日本警戒論と李衛上奏
  おわりに
第三部 通商関係の担い手の再編
第六章 「官商」范氏の日本銅調達と債務問題
  はじめに
  第一節 范氏による日本銅調達の契機
  第二節 范氏による日本銅調達の期間延長
  第三節 官商銅調達の長期化
  おわりに
第七章 唐船商人の組織化
  はじめに
  第一節 民商の銅調達の官収政策
  第二節 引退商人の債務問題と額商の成立
  第三節 額商の結成に対する清政府の態度
  第四節 「官局」「民局」による貿易独占の確立
  おわりに
第八章 貿易独占組織「官局」「民局」の経営構造
  はじめに
  第一節 両局成立以前における唐船商人の経営構造
  第二節 范氏債務返済期における官局の経営構造
  第三節 民局及び民営化後の官局の経営構造
  おわりに
第九章 両局体制と「約条」貿易
  はじめに
  第一節 「民局」の唐銀取引「約条」
  第二節 「官局」の西洋銀貨取引「約条」
  第三節 「約条」貿易の拡大と定式化
  おわりに
終章 近世日清通商関係史の構築に向けて
  はじめに
  第一節 商品の相互需要と貿易の恒常化
  第二節 東アジア国際秩序の再編と日清関係
  第三節 通商関係の枠組みづくり
  おわりに