末木 文美士/著 -- ぷねうま舎 -- 2019.1 -- 114.2

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所蔵館 所蔵場所 請求記号 資料コード 資料区分 帯出区分 状態
館内 第1資料 /114.2/ス/2 916706189 一般 利用可

資料詳細

タイトル 冥顕の哲学 2
書名カナ ミョウケン ノ テツガク 2
著者 末木 文美士 /著  
著者カナ スエキ,フミヒコ     
巻の書名 いま日本から興す哲学
出版者 ぷねうま舎
出版年 2019.1
ページ数 332p
大きさ 20cm
一般件名 生と死 , 哲学と宗教
NDC分類 114.2
内容紹介 日本の中世思想から近代哲学にいたる壮大な流れを踏まえ、現代の存在論や脱構築、神学や教学と批判的に対話し、死と死者の領域を視野に収める新しい哲学のヴィジョン。2は、日本発の哲学の可能性を中心に考察する。
ISBN 4-906791-98-9
ISBN13桁 978-4-906791-98-9

目次

序章 伝統思想から哲学へ
  一 日本から発信する哲学
  二 神仏のいる他者論
  三 死から死者へ
  四 私とは何か
Ⅰ 日本から哲学する
第一章 日本発の哲学
  一 「日本哲学」とは何か?
  二 「宗教」の場合
  三 「哲学」の導入
  四 「哲学」と「思想」
  五 日本発の「哲学」は可能か?
  付 日本哲学の研究動向
第二章 批判的思惟の有効性
  一 批判という視点
  二 マルクス主義と日本思想史
  三 マルクス主義と近代主義
第三章 比較思想という視座
  一 草創期の比較思想
  二 新しい比較思想へ
  三 新しい比較思想のいくつかの例
  四 哲学・宗教・科学のはざま
第四章 公共性と他者
  一 公共的普遍性の崩壊
  二 非西洋圏の哲学の可能性
  三 公共性と関係性
  四 関係性の倫理の再評価
  五 関係性と他者
  六 他者の重層
  七 死者とかかわる倫理
Ⅱ 近代日本哲学と仏教
第五章 仏教の非宗教的理解
  一 和辻哲郎と仏教
  二 美と宗教
  三 偶像破壊と偶像再興
  四 哲学者道元の誕生
第六章 ファシズム/ニヒリズム/日本
  一 ファシズムを超えて
  二 ニヒリズムを超えて
第七章 科学/国家/道元
  一 道元と近代
  二 「葬られた思想家」橋田邦彦
  三 橋田邦彦の『正法眼蔵』解釈
  四 行としての科学
  五 異なる道元へ
第八章 禅から井筒哲学を考える
  一 「庭前の柏樹子」
  二 「山は山である」か?
  三 哲学の射程
第九章 社会性から宗教へ
  はじめに
  一 清沢満之と今村の清沢研究
  二 清沢解釈をめぐって
  三 今村の宗教哲学理解をめぐって
  むすび
Ⅲ 脱近代に抗して
第十章 国家/宗教/倫理
  一 脱近代の状況から
  二 ナチズムと脱近代
  三 『近代の超克』と国体論
  四 ヒューマニズムと宗教
  五 脱近代と宗教
  六 日本思想における王権と神仏
  七 可能性としての菩薩の倫理学
終章 果てしなき螺旋の途上にて
  一 世界は本当に存在しないのか?
  二 他者は本当に他者なのか?
  三 根源へは本当に到達できるのか?
  四 哲学を日本から興すことは本当に可能か?
  五 私たちは未来に責任がないのか?